妊娠中にまさかの入院…
突然の入院で仕事も休まなきゃいけないしお金の準備もできてないのに、退院時の請求書にビックリ!
「え、高額療養費ってどこまでカバーしてくれるの?」
「月またいじゃったけど、損してない?」
実際に【子宮筋腫合併妊娠で入院した私】が支払った「リアルな入院費」「制度の落とし穴」を詳しく解説します。
子宮筋腫合併妊娠とは?なぜ入院が必要だったのか
まず簡単に背景を説明すると、私は妊娠前から「子宮筋腫」がありました。
通常、筋腫があっても問題なく妊娠、出産できることが多いみたいですが私は妊娠22週の時に、お腹の張りと激痛で急遽入院となりました。
入院期間:合計13日間(月末またぎ)
病院:総合病院の産婦人科病棟(個室ではなく大部屋)
処置:点滴管理・内診などの管理入院
気になる入院費はいくらだった?
月またぎで合計10万円超え!請求明細の内訳
私の場合入院は月末9日間+翌月4日間。
つまり「2ヶ月分」にまたがったため、請求も2回に分かれていました。
1ヶ月目 :9日間で 約413,670円(自己負担額) → 高額療養費制度適用で69,360円
2ヶ月目(翌月):4日間で 約153,600円(自己負担額) → 高額療養費制度適用で46,080円
合計:約115,440円(実際の自己負担額)
入院日数は13日間でしたが、高額療養費制度のおかげで自己負担額は大きく軽減されました。ただ、月をまたいだことで「2回分の限度額」が発生してしまったため、合計では10万円超えに。できれば1ヶ月に収まっていた方が金銭的にはラクでした。
ちなみに始めの請求約17万円で(3割負担)、受付で「これって、高額療養費適応されてですか?」と言いたところその場で手続きしてくれて11.5万円の会計になりました。
正直「高額療養費ってもっと安くなると思ってた…」が最初の感想でした。
(ちなみに入院費って5万くらいで済むと思ってた無知な女です。すみません。恥)

高額療養費制度ってどうなってるの?
高額療養費制度とは、医療費が高額になったときに、自己負担が一定金額(自己負担限度額)を超えた分が後から払い戻される制度。
たとえば、年収370万〜770万円の人なら、
- ひと月の上限は「約8万円+α」(※医療機関ごと、月ごと)
でもこれ、「月ごと」に計算されるのが厄介なところ!
あとは所得によっても変わるので計算がちょっと難しいですね。
入院が月をまたぐと損するかも?制度の落とし穴
それぞれの月で上限を超えないと対象外!
月をまたいでも、それぞれの月で上限を超えていれば制度は適応されます。
逆に1か月ごとの支払いがそれぞれ上限未満だと、合計金額が高くても戻ってこないんです。
私はおそらく月をまたいでなければもっと自己負担額が減ったのになと思っています。悔やまれますが体調は選べないから仕方ない!
しっかり治してもらえただけで万々歳という事で!!
医療費を抑えるためにやっておくべきこと
① 限度額適用認定証を事前に取得!
入院が決まったら、まずは健康保険組合に「限度額適用認定証」を申請。
これがあれば、病院の窓口での支払いが「高額療養費の上限内」に抑えられます。可能なら早めの準備を!
なぜか私は病院の受付で制度が適応された金額を支払って終わりでした。病院や地域によって違う場合も?!
② 食事代・差額ベッド代も忘れずに
高額療養費は治療にかかる費用のみ対象。
以下は対象外なので注意!
- 食事代(1食約500円)
- 差額ベッド代(個室の場合)
- 日用品レンタル代 など
地味に積み重なるので、事前に病院に確認しておくと安心。私はテレビのレンタルなしで耐えました!1日400円は地味に痛い!

家計への影響は?生活は大丈夫だったのか?
仕事を休んだ分給料でないし、退院のタイミングで大型連休がありその分の給料もなし。有給も産休前に使いたくて残しておいたのでその月はカツカツに…
傷病手当を申請したのですが、まさかの対象外。
幸い医療保険に入っていたので入院費15万円がおりなんとか入院分は負担なくいけました!
だけど「貯金ないまま妊娠・入院になったらヤバい…」と心から実感。
産むまでもう入院は避けたい!と思っていたんですが…のちにもう一回入院します🤣

まとめ|子宮筋腫合併妊娠の入院は予想以上にお金がかかる!
- 入院が月をまたぐと、高額療養費の対象になりづらい
- 限度額適用認定証は早めに申請!
- 食事代・日用品代もバカにならない
- 妊娠したら妊婦でも入れる保険にお守り代わりに入っておけばよかった
妊娠中の予期せぬトラブルでも、制度を理解しておけばムダな出費は防げます!
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